研究テーマ

 専門とする風景計画とは,人と環境の関係のあるべき姿とその構築を目指すもの捉えており,造園学/ランドスケープの立場からその実現を目指しています。風景は,人間と環境の間に生じる現象であるため,風景計画の目標となる"良い"風景とは絶対的なものでなく,地域や時代によっても異なると考えられます。

 

 そこで,"良い"風景を測り,その上で人との関係性をふまえて,地域の将来像を描き,実践していくことが風景計画であると考えています。このために,GISなどの空間情報技術や,社会・心理学的調査を活用した研究を行っています。

 また,現在目にする物理的環境の姿は,人の営為や法制度による管理など人との相互作用を受けて生じたものです。とすれば必然的に沸いてくる空間・環境をコントロールする法制度下で良いとされた風景とはなんだろう?という点を問題意識として,日本の国立公園をはじめとした風景・造園学の関わってきた諸制度に関して,歴史学や地理学,法制度論を応用しつつ研究を行っています。

 

花代公園

根源的モチベーション

 大阪府泉北ニュータウンの計画的に配置された空間・公園にあるのではと思っています。”自然・緑豊か”と称賛される公園でしたが、そのすぐ外側には、田や耕地などより”自然”な空間が広がる一方で、公園の状態は...でした。

 そこで生じた「自然とは?」「公園とは?」といった”イメージ”と”現実の空間”のズレに対する疑問が現在に至る原点だと感じています。

 何事も自明なものとせず、その空間やイメージが形成される過程を改めて捉えなおす姿勢が、プランニングやデザインの可能性を拡げることにつながると考えています。


造園学/国立公園に関する史的研究

 

社会史的考察に加えて、制度設計主体である造園家の思想に着目しながら国立公園の史的研究を進めています。

keywords
風景, 国立公園, 造園家, 神社, 公園, 田村剛, 石神甲子郎

風景・風景評価に関する研究


風景の認識・評価の仕方に着目し、

① 評価の高い風景体験が提供される空間的特質

② ある集団が共有する風景の見方や評価に関する研究を進めています。


keywords
風景, まなざし, 風景評価,GIS, 文化, 国際比較

ランドスケープの評価に関する研究

 

イギリスで行われているLandscape Character  Assesmentを援用し、
ランドスケープ特性の目録作成や、それらに応じた地域区分の手法を探る共同研究を行っています。
 
keyword
Landscape Character  Assesment, Area Management, GIS, ランドスケープ特性評価